AppBank、元役員による1億4000万円横領の調査報告書公開 不正送金プロセス明らかに

AppBankが経理部門の元役員による業務上横領の調査報告書を公開した。被害額は1億4000万円を超え、不正送金のプロセスを明らかにしている。 AppBankは1月28日、経理部門の元役員・木村朋弥氏が約1億4000万円の業務上横領を行っていた疑いについての調査報告書を公開した。協力者の口座を経由した不正送金のプロセスを明らかにしている。同社は再発防止と信頼回復を徹底するとともに、木村氏を刑事告訴する方針だ。不正取引の内容2013年3月から15年1月までと、15年8月に行われた不正送金は総計1億4869万1476円にのぼり、最も多い月は1800万円を超えていることが分かった。財務経理業務を担当していた木村氏が、広告事業「AppBank Network」における外注費、支払いデータを改ざんし、協力者3人と2社の計5つの銀行口座に宛て送金...