探査機「カッシーニ」、土星の衛星エンケラドスの海から吹き出す“噴水”に突入へ

土星探査機「カッシーニ」が10月28日、衛星エンケラドスの地下海から吹き出すプリュームに突入し、成分などを詳しく調べる。 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機「カッシーニ」は10月28日、衛星エンケラドスの地下海から吹き出すプリューム(噴煙)に突入する。エンケラドスの海には生命の誕生と存在が可能な環境があると期待されており、吹き出す成分を詳細に調べるのが目的だ。プリュームに突入するカッシーニのイメージ=NASAジェット推進研究所の動画よりエンケラドスから吹き出すプリューム NASA/JPL今回のフライバイでは、エンケラドスに高度50キロまで近づき、南極付近から吹き出しているプリュームを通過する。エンケラドスは直径500キロメートルほど。氷の下に海が全球に広がっていることが分かっており、氷の割れ目から海の水などが間...