オバマ大統領、Apple対FBIについて間接的に「絶対主義は危険」と警告

米大統領として初めてSXSWに登壇したバラク・オバマ氏が、Apple対FBIのロック解除問題についての質問に、「絶対的な暗号化かビッグ・ブラザーの世界か」と主張することはかえって人権を危険にさらす結果につながるという考えを述べた。 バラク・オバマ米大統領は3月11日(現地時間)、米テキサス州オースティンで開催の「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」の基調講演に登壇し、地元紙Texas Tribuneのエヴァン・スミス編集長を相手にテクノロジーと政治、教育などについて語った。バラク・オバマ大統領(右)とTexas Tribuneのエヴァン・スミス編集長最後にスミス氏が「AppleとFBIの状況について質問したい」としてプライバシーとセキュリティのバランスについてどう思うかと質問すると、オバマ氏は個別のケースについての意見は言えないと前置きし、「政府がすべての人々のiPhoneスマートフォンの中身を強制的に捜査できな...